造形の原点
田尻大沢窯では出来るだけ地元の材料にこだわり、
- 素材の雰囲気や風土を「やきもの」を通して感じていただけたら…と
- 日々制作と研究を続けております。
- 材料は出来るだけ地元に近く、旧田尻町を中心とした広域で採れる材料を原料としています。
- 作品となる粘土は「水簸(すいひ)」からの作業を行って土を作り上げております。
- また陶芸教室には初心者でも壊れにくい様に、スタンダードな土をブレンドして制作に取り組んで頂いています。
表現と再現性
- 田尻大沢窯では釉薬はすべて原料を元に調合されています。
- 購入釉薬と違って大沢窯独自の色合いとなっています。
- そのため同じ釉薬系統でも少しずつ年代に応じて変化していくと思います(改良を加えての進歩)
- 釉薬の発色はひと窯焼く毎にほんのすこしだけ調整したり、留保したりを繰り返す年輪の様な世界。
- 時に美しい釉薬が産まれても、次に再現出来なければ本当の意味で「偶然の産物」になってしまいます。
- またその偶然が何なのか、かなり幅広い定義の中から再びテストを繰
- 返して探る…楽しみと言えば楽しみですが、年月がかかる研究でもあります(生涯研究とも言えるでしょうか)なお、基礎原料(長石や石灰…etc)のみの調合ではなく、天然原料の釉薬は焼成の度に意図的な世界とは無縁な力強さを表現します
矢筈高台(やはずこうだい)
時に言葉とは、放たれた矢のごとく言い表されます。
器を通し、会話が生まれ、話題が人を繋ぎ、輪が広がってゆく。
そんな想いを込めて、高台を矢筈造りにいたしました。田尻大沢窯の作品すべてに矢筈高台が入っております。
皆様の話題の弦にかけていただければ、嬉しいと思います。
器を通し、会話が生まれ、話題が人を繋ぎ、輪が広がってゆく。
そんな想いを込めて、高台を矢筈造りにいたしました。田尻大沢窯の作品すべてに矢筈高台が入っております。
皆様の話題の弦にかけていただければ、嬉しいと思います。
田尻大沢窯 松山正文